根っからの自由人。世田谷公園が心のゆとりだった、もうそこには戻らない。

 

 

 

 

 

 

 

どうなりたいの?と聞くと阿部氏はこう言った。

“ルパン三世みたいな人になりたい”

 

 

阿部貴大、営業(エージェント)、1995年、北海道生まれ。
大学卒業後、2017年に株式会社アイデンティティーへ入社。
数々のあだ名とともに今ではアイデンティティー1のムードメーカーに
学生の頃は心の赴くままに過ごしていたような自由人
旅が好きで北海道から京都までヒッチハイクで縦断したことも。
まさに北海道の大自然のような、なににも縛られない。

 

 

(ヒッチハイクをしていた頃の写真、一番右側が当時大学生の阿部氏)

 

パッションナビでは『ヒグマ』の愛称で週に1度ブログを綴っている。
新卒達への熱い思い、まさにパッションに訴えるようなブログを書く
そんなヒグマにももちろん社会人1年目の頃があった。

 

 

“1年目の時は本当に勢いだけの人間でしたね。
本当に怒られてしかいないし、褒められた記憶も少ない気がします。
仕事が少しずつできるようになってきた頃に
自分の主観だけでクライアントにエンジニアさんを紹介したけど、実は全然マッチしてなかったとかもう色々ありました。笑
だからできないことも多いぶん結構夜遅くまで会社に残って仕事していたりしてた時もありました。”

 

 

“学生の時はコミュニケーションもとれる方だし営業なんて余裕”と思っていたという。
とりあえず話かければいいとかそんな簡単なものではないとわかった1年目。
学生と社会人の違いに大きく揺らいだ。
そんな阿部氏を救い出したのはふとした出会いだった。

 

 

 

 

“うまくいかない時とかは仕事が終わってからよく世田谷公園に行ってたんですよ。
何回行ったかも覚えてないですけど。笑
もう怒られてばっかりでその時は東京っていう街を愛せなかったんです。
少しでも地元の北海道みたいな自然を求めて行き着いたのが世田谷公園、夜な夜な行って
缶チューハイのほろよいを片手にベンチに座って黄昏てました。笑”

“11月ごろにもうキツイ!ってなったことがあって
その時も仕事終わりに公園に行って座ってたらおしゃれなおじいちゃんが
急に話しかけてきたんですよ。
聞くとその人は人材会社の社長で、そこでつい悩み相談をしてしまったんですよね。

 

そしたらそのおじいちゃんに
「今まだ若いけど今の仕事はどこに影響してると思う?」
「君は人生を背負ってるんだよ。人生の大事な選択を君に託しているのだよ。」と言われたんです。

そこでハッとさせられました。失敗ばっかりで自分のことにいっぱいいっぱいなって
根本的なところに気付けてなかったって初めて自覚したんですよね。

 

僕はその人をジョンって心の中で呼んでます。
それから世田谷公園に行かなくなったのでジョンにも
会ってないですけど会ったらありがとうって言いたいですね。”

 

 

思わぬところにあった出会い、転機。
それから大きく意識が変わり始めた。
信頼し信頼され、自分をさらけ出すことでどんどん成長していき
ついに社会人2年目に

 

 

 

 

“今年の4月にリーダーに昇格したんです。正直まだまだだなーとは感じることもありますけど
でも、それは僕自身あれからめちゃくちゃ仕事して頑張ったことの成果だとも思ってます。
だからこそ、このリーダーの名に恥じないようにって俄然やる気でますね。笑”
“今の大きな違いだと後輩ができたっていうことろですかね。
しっかりしないとなっていう意識もあるんですけど後輩を見て勉強することも多いんですよ。
もう本当にミスするところが一緒なんですよ。
昔の自分もこうだったんだなぁと思いながら毎日刺激ももらってます。笑
うちの会社だと新卒だからって先輩のお手伝いだけとかそんなことは全くなくて
新卒でももうほぼ独り立ちに近い状態になるんですよね。
だからこそ、時間を割くこと?できるだけ寄り添うみたいな
悩みも聞くしオフでも付き合うようにしたり、
きっと僕自身そういう風にしてもらって来たしそうするのが好きっていうのもあると思いますね。”

 

 

そんな彼から学ぶことが多くあるという先輩もいる。
仕事においても誰のためになっているのか
勢いだけで突っ走っていた時の姿はもうそこにはなかった。
しかし、なくなったわけではない。
その勢いの中にも相手を理解しようとする思いやりの姿勢。
周りを巻き込み明るく楽しませたいというあたたかさ。

 

ルパン三世のような自分の思いにまっすぐで必ずやり抜く男になるため

日々奮闘している。

 

 

 

頑張れ、ヒグマ

 

 

 

 

 

 

 

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